第14号(P.6前半)中国で続く自主労組結成の闘い、労学連帯
佳士科技有限会社などでの自主労組結成の運動に対して、中国スターリン主義・深圳市当局は7、8月に約80人の労働者と学生をはじめとする支援を連行し、労働運動の壊滅に必死になっている。(前号既報)
労学連帯の拡大を恐れた中国スターリン主義は、北京大学や精華大学などの全国各地の大学で社会科学系の団体を非公認にしようとした。だが、労働者学生の批判の声は、いくつかの大学で非公認化ができない状況に追い込んでいる。始まった自主労働組合結成の運動も広がっている。深圳市にあるウォルマートで、9月末に工会(中国政府公認の御用労組)の選挙が行われた。
ウォルマートは、「ここの工会はほかの企業にないほど民主的だ」と自負しているが、役員選挙は告示から選挙までたった1日。投票用紙が書き直されたり、実際の投票数と違った数が発表されるなどの不正選挙そのものであることが労働者の追及により暴露され、選挙はやり直しとなった。労働者は「自分たちの代表を選出する」と宣言している。
さらに、臨時工の建設労働者が労組結成を求めて総工会に対して行動を起こすなど、自主労組結成への運動が拡大している。弾圧が運動の拡大を生み出し、労働者と学生の決起と連帯が新たな情勢を開いている。
写真は、上から
①労組結成を総工会事務所前で訴える建築労働者。建築労働者のほとんどが口頭契約のみの臨時工であり、その権利を訴えている。
②「佳士労働者とともに行動することを誓う」というスローガンを掲げる南京大学学生
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