第11号(P.6) 日韓連帯  旭支会支援共闘会議が始動!

●5・26支援共闘結成集会

 5月26日夜、旭非正規職支会支援共闘会議結成集会が東京・亀戸で開かれ、70人が集まりました。

 旭支会から届いたビデオメッセージには、2度の日本遠征闘争に参加した仲間やチャホノ支会長をはじめとする組合員たちが登場。「必ず勝利し、復職します!」「国を超えて連帯してくれてありがとう」と語る姿が感動的でした。

 基調報告を行った群馬合同労組の清水彰二委員長は「国際連帯のためにも、日本の労働者の責務として安倍政権の改憲を絶対阻止しよう」と呼びかけました。

 韓国労働運動史研究家の金元重さんは韓国での最低賃金制改悪を弾劾し、民主労総が5・28ゼネストを宣言したことを報告しました。駆けつけた動労千葉、日本板硝子共闘労組、東京西部ユニオン鈴木コンクリート工業分会、なんぶユニオンが連帯あいさつを行い、在日韓国基督教会からの連帯メッセージも紹介されました。

●6・11本社抗議行動

 旭非正規職支会支援共闘会議は、6月11日、東京・丸の内の旭硝子本社への抗議行動を行いました。

 動労千葉と合同・一般労組全国協議会を先頭に、旭硝子(AGC)本社社長・島村琢哉と韓国の旭硝子子会社・旭硝子ファインテクノコリア(AFK)社長・山崎幸男あての申入書を持参し、面会を求めました。

 受付では「山崎は現在、本社に在籍しておらず、韓国にいる」との返答があり、この間と同じく総務部総務グループ・マネージャーの小園氏が対応に出てきました。

 動労千葉国際連帯委員会の山本弘行事務局長(共闘会議議長)は「旭硝子の活動報告には、16年に世界30国・地域、190社のグループ会社を調査し、是正が必要なケースは速やかに対応しているとあるが、韓国では違法をやっている」と鋭く追及しました。

 「旭硝子とAFKは別会社、韓国のことは裁判が進んでいるのでその結果を待っている。何も話すことはない」と繰り返す小園に、全国協の小泉義秀事務局長(共闘会議副議長)は「中労委命令は不当労働行為を認めた。韓国では製造業への派遣は禁止されている。違法派遣は違法行為だ」と迫りました。

 続いて本社前で行った街頭宣伝(写真)はこれまで以上に注目を集め、多くのビラが受け取られました。

●国際連帯闘争が始まった!

 チャホノ旭非正規職支会長は、フェイスブックに「今日、日本の同志が東京の旭硝子本社に抗議行動をした。旭闘争勝利のための国際的連帯が始まった。誰が勝つか粘り強く闘ってみよう!」と書き込みました。ビラを見た人から「カンパを送りたい」との連絡も入っています。

 日韓労働者の国際連帯の力で旭硝子本社を締め上げ、解雇を撤回させましょう。旭硝子の労働者にも、闘う労働組合に結集しようと訴えましょう。

(旭支会支援共闘会議事務局次長・鎌田由子)

〈結成宣言から(抜粋)〉

「旭非正規職支会の闘いは外注化、非正規職化、子会社化・転籍、偽装請負、違法派遣など日本の労働者が直面する闘争課題と全く同じだ。私たち自身の闘いとして、旭硝子資本を社会的に追い詰める街宣や諸々の要請・弾劾行動を積み上げ、旭非正規職支会の解雇撤回・職場復帰を必ずや実現して行こう」

「旭非正規職支会の闘いは日本の労働者の魂を捉えることは間違いない。日本の旭硝子の職場に、旭非正規職支会と共に闘う労働者の組織をつくり出すことは全く可能なのだ」

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*写真は上が「旭非正規職支会支援共闘会議結成集会」、下が「旭本社前宣伝行動」