第8号(P.3)日韓連帯 旭支会とともに闘った17日間
■3・2支援・連帯集会
韓国に進出した日本の旭硝子資本による不当労働行為・大量解雇と闘う旭非正規職支会の3人は、2月21日に日本遠征闘争を開始。以降1週間にわたって関西と東海をまわり、各地の労組の仲間との交流や旭硝子の各事業所・工場での抗議行動を行いました。
3月2日、東京都内で開催された「旭非正規職支会支援・連帯集会」には80人が結集。3人の思いや実感を直接たっぷりと聞くことができる貴重な場となりました。
「この会場こそが『労働者はひとつだ』というスローガンを表している」というナムギウン首席副支会長の感動的なあいさつに続き、圧巻だったのが質疑応答です。「韓国の非正規職労働者はみな最低賃金で働いていて、どこへ行っても状況は変わらない。自分たちが正当なことをしていると証明するために今日まで闘ってきた」「労組を結成したことで資本との力関係が一変し、『工場の主人は資本ではなく労働者だ』と強く感じた」――さまざまな試練に直面しながらも、胸を張って不屈に闘いぬいてきた3人の青年労働者が真摯に語る言葉に、すべての参加者が聴き入りました。
各労組の仲間が決意表明を行い、国鉄闘争全国運動呼びかけ人の金元重さんも「旭支会支援の闘いで『国際連帯とはこれだ』というものを示していきたい」と語りました。
旭非正規職支会支援共闘の準備会を立ち上げて支援・連帯を継続していくことも確認されました。
■3・7国会行動
3月7日、全国労組交流センターと合同・一般労組全国協が行った「働き方改革」反対の国会行動に旭支会の仲間が合流しました。
この日、韓国からは民主労総全国金属労組のイスンヨル副委員長と、労働者の闘いを支援してきた曹渓宗の僧侶が来日。韓国キリスト教団の青年たちも大挙して合流しました。
イスンヨルさんは「朝鮮核戦争絶対反対」の横断幕に注目して、「韓国だけでなく日本の人たちも朝鮮半島情勢に関心を持っていることがわかった」と切り出し、「17万金属労組は旭非正規職支会の解雇者たちとともに闘う」と力強くアピール。韓国キリスト教団の青年は「労働者の半分が非正規職の韓国の青年にとって、非正規職の問題は非常に身近であり深刻。人権を蹂躙されている労働者とともに闘う」と述べました。
旭硝子を弾劾するとともに、労働改悪、これと一体での朝鮮核戦争を狙う安倍政権への怒りをたたきつける行動となりました。
これに先立ち、旭支会と動労千葉国際連帯委員会をはじめとする支援の仲間は、在日韓国キリスト教会館の金成元館長、金属労組のイスンヨル副委員長、曹渓宗僧侶とともに東京・丸の内の旭硝子本社を訪問し、申し入れと抗議行動を行いました。
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