第15号(P.7)日台連帯 【見出し】 「リストラやめろ!」 富士ゼロックス本社に抗議

11月5日朝、台湾から来日した桃園市産業総労組書記のウーチャホンさん、そして8・6ヒロシマ大行動にも参加した通訳兼コーディネーターのワンヤパンさんとともに、合同・一般労組全国協と動労千葉国際連帯委員会の仲間が東京・赤坂の富士ゼロックス本社に抗議・申し入れを行った。

 日本の富士フイルムと米ゼロックスの合弁企業である富士ゼロックスは今年、全世界4万7千人の従業員のうち約1万人の人員削減・年間500億円のコスト削減の大リストラを打ち出した。台湾の事業所では、300人の解雇に反対し、台湾富士ゼロックス労働組合の400人が11日間のストライキを決行した。

 マイクを握ったウーさんは出勤する労働者に「闘って全世界1万人規模の大量解雇を止めよう」「日本の労働者も、ともにストライキに立ち上がろう」と熱く訴えた。

 続いての本社への申し入れ行動では、なんとビル管理会社の人物が登場し「対応できない」「帰ってください」の一点張り。誠実な対応を求めて参加者がロビーに座り込む(写真下)と、許しがたいことに10人以上の警察を導入して排除しようとした。しかし、ウーさんを先頭にこれを弾劾し、不当な解雇計画の撤回を求める要請書を突きつけた。

 これに先立ち、10月29日には広島連帯ユニオンを先頭に富士ゼロックス広島市支社の前での抗議行動も行われ、注目を集めた。解雇阻止へ、台湾の仲間とともに闘おう。

真ん中の写真の絵解きは、

広島連帯ユニオン、動労西日本、婦民全国協広島支部などからの檄布を贈呈

国際連帯共同行動研究所

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