第15号(P.2~3)「11・21ゼネストへ!」韓国・労働者大会に動労千葉が合流

11月10日、韓国・ソウルで開催された、民主労総の「積弊清算!労組活動の権利!社会大改革!11・21ゼネスト宣言!チョンテイル烈士精神継承2018全国労働者大会」に、90人の動労千葉訪韓団が合流。日本での11・4労働者集会&改憲阻止!1万人大行進に続く「東京―ソウルを結ぶ国際共同行動」として民主労総ソウル地域本部とともに闘いました。

 2016~17年にかけてパククネ前大統領を打倒したろうそく革命の舞台となった光化門に続く大通りを6万人の労働者が埋め尽くし、大統領府に迫るデモも行われました。

教育労働者が全教組を訪問

 11月12日、横須賀と東京の教育労働者、大行進横須賀の仲間とともに、青瓦台近くの全教組組合員の籠城闘争現場を訪問し、首席副委員長のパクオクチュさんと交流した(写真一番上)。

 ロウソク革命でパククネを倒し、ムンジェインはいいことを約束したが、実際は逆のことをやっているんですよと、パクさんは怒りをこめて語った。給料を上げる約束も実行せず、いろいろな事業、医療まで民営化するために競争が激しくなっている。だから、たくさんの労働者は怒って集会に参加したんですよと。しかし、実際は激しい組織化のとりくみによって実現したに違いない。

 20~30歳代の若い教育労働者の組織化は共通の課題だ。若い人に対する労働者教育が大事で、第一は皆で集まること。二番目は全教組がつくった教材、自ら集めた情報を基にして、みんなで一緒になって学習することだという現状は日本とそっくりだ。

 私たちも、日本帝国主義に反対し、学校・職場から改憲・戦争反対に連帯して闘うこと、交流を深めることを約束した。各地域・支部同士の交流と連帯、学習を通して、具体的な交流を進めたい。

 11・21韓国ゼネストの勝利に連帯し、「徴用工」「軍隊慰安婦」をめぐる排外主義との闘いを強化し、安倍政権打倒、改憲阻止に巨万の労働者の闘いを必ず組織する。共に闘おう!

 (改憲・戦争阻止!大行進神奈川結成準備会・品川孝司)

 動労千葉訪韓団は、11日には、ファインテックコリア労働者の高空籠城闘争現場(P.1 ④と⑤の写真)と青瓦台前の公務員労組籠城テント(写真、上から4番目)を訪問。さらに旭非正規職支会支援共闘会議の清水彰二事務局長、港合同昌一金属支部の木下浩平委員長を始めとする10人が亀尾(クミ)市・AGCファインテクノ韓国の正門前にある旭支会の籠城場を訪問し、今年の春と10月に来日した組合員たちと交流した(写真一番下)。

東京西部ユニオンの青年労働者は、日本の11・4集会で旭支会の闘いの劇を全国の青年労働者とともに上演したことを報告。「旭支会のように労働組合を作り人間らしく生きる」と述べ、旭支会の組合員は「諦めない、負けないという心で勝つまで闘う」と断言した。


国際連帯共同行動研究所

新たな労働者の「インターナショナル」の建設を目指す研究所です。