第13号(P.4)ドイツ 動労水戸がゴアレーベンを訪問
8月21~28日、動労水戸の木村郁夫書記長をはじめとした訪独団とともにドイツを訪問しました。
今回の訪独では、ベルリンを起点に、核廃棄物貯蔵施設と最終処分場建設に反対して闘う北ドイツのゴアレーベンを訪問。現地の仲間たちは、東京オリンピックが2年後に迫る中、動労水戸が被曝労働を拒否し、労働者と住民を守る闘いをリードしていることに大きな共感と注目をよせてくれています。反対同盟の事務所がある町・ダンネンベルクでは、福島原発事故以来一度も欠かすことなく、毎週月曜日に福島との連帯を掲げた行動を続けているのだそうです。日本の運動にかける期待も伝わってきました。
滞在2日目には、輸送と暖房を除けば地域のエネルギー需要を100%満たしているという巨大な風力発電機が立ち並ぶエリアへ。ラバー付き軍手を頼りにひやひやしながら垂直のはしごをひたすら上ること約10分で、140㍍の頂上からのすばらしい眺めを目にすることができました。
反対同盟の事務所、そして資料館も見学させていただきました。人生をかけて反核運動を闘ってきた住民たちがのこした記録、77年に始まった闘いの中でつくられた数々のポスターなどなど、誇りをもち、時には激しく権力と激突しながらもユーモアを忘れず、創意工夫をこらし、何より仲間を大切に、朗らかに闘っている姿に改めて感動しました。
これに先立つベルリンでの鉄道労働者集会も、組合の枠をこえ、さらにフランスと日本からも参加する国際連帯集会として大成功しました。
多くのみなさまのご支援、本当にありがとうございました。(動労千葉国際連帯委員会・内田しをり)
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