第18号(P.8)Photo News  沖縄県民投票「辺野古新基地NO!」が圧倒

 2月24日の沖縄県民投票は、投票総数60万5385票(投票率52・48%)で、辺野古埋め立てに「反対」が71・7%の43万4273票を占める結果となった。昨年9月の沖縄県知事選で史上最多の票を得た玉城デニー知事の得票数を約3万7千票余りも上回った。

 何よりも、今回の県民投票で新たな世代が立ち上がり始めた。出口調査では、世代ごとで「賛成」票を投じた割合が最も低かったのが10代だった。これからの沖縄を担う最も若い世代が辺野古新基地建設を阻止する闘いの先頭に立ち始めたのだ。

 しかし、安倍政権は県民投票の翌日も工事を強行している。安倍は「(普天間基地の辺野古移設を)これ以上先送りすることはできない」と言い放ち、防衛相・岩屋毅は工事の続行を明言した。沖縄の闘いは安倍政権の改憲・戦争攻撃との激突の最先端だ。だからこそ日帝・安倍にとって引くに引けない攻撃、労働者人民にとっては命のかかった絶対非和解の闘いなのだ。

 沖縄の労働者階級の闘いはすでに、これまでの辺野古現地での20年余りの陸・海での実力闘争の地平をもこえた、新たな実力闘争へと進んでいる。その方向性を示したのが2月4日の港湾労働者のストライキだ。3日間のストで沖縄の物流は完全に止まる。沖縄の全島ゼネストと本土の労働者の決起が結合すれば、辺野古への新基地建設を本当に阻止することができる。

 県民投票の渦中で星野文昭さんの解放を求める意見広告が地元2紙に掲載され、星野さん解放と辺野古新基地建設阻止が一体の闘いとなった。3・16の沖縄県民大会を大成功させよう。(改憲・戦争阻止!大行進沖縄事務局)


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一人ひとりが生き方をかけて立ち上がった

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