第18号(P.5後半)LA市議会がキムボクトンさんを追悼

 日帝の責任を追及して闘いぬいてきた日本軍軍隊慰安婦被害者・キムボクトンさんが、今年1月28日に92歳で亡くなりました。

 その翌1月29日、2013年に中央公園に平和記念碑(慰安婦像)像を設置したカリフォルニア州のグレンデール市議会が、キムさんに敬意を表して休会しました。

 これに続いてロサンゼルス市議会も2月16日に休会。市議会議員のデイビッド・リュさんがキムさんにささげる声明を読み上げました。

 「私が出会った多くの慰安婦被害者のおばあさんたちは単なる犠牲者ではない。彼女たちは自らの意思をもって人生を強く生きている。さらに重要なのは、彼女たちがみな、自らのためだけにではなく、未来の世代が同じ悲劇を繰り返すことのないように記憶をとどめ、伝えていく道を選んでいることだ」「(被害者たちが)沈黙を拒否する中で、人々の考えも少しずつ変化してきた。キムボクトンさんは犠牲者から生還者となり、さらには世界的なリーダーとなった」

 「日本の植民地から解放されたというが、私たちはまだ解放されていない」(生前のキムボクトンさんの訴え)――悔しさ、怒り、そして、決してあきらめることなく誇り高く闘ったキムボクトンさんの力――すべてを引き継ぎ、安倍―日帝打倒へ闘いましょう!(動労千葉国際連帯委員会・内田しをり)


写真は、

韓国・外交省前で抗議行動を行うキムボクトンさん(2018年9月3日)